赤塚ケンイチが語る、新作ロッドの特徴まとめ。【HYDRO8.5XXH】【RIPLOUT9.0M+】

全国のベイトロッドファンのみなさまこんにちは。
Fishmanの赤塚です。

今回はリプラウトの長尺モデル、9フィートがいよいよ予約開始となり、さらにジャイアントベイターの負担を軽減する8.5XXHも同時予約開始のお知らせです。

Fishmanロッド群でも長尺番手が結構増えてきたので今回紹介する2本の特徴を分かりやすく書いてみます。

Beams RIPLOUT9.0M+/ビームスリプラウト

既存番手のリプラウト7.8MLの特徴は軽いルアー、例えば9cmフローティングミノーを対岸の際に高精度でキャストし、モンスターを引き剥がすというロッド。
簡単に書くとこの軽いルアーの飛距離を伸ばし、遠くの対岸のピンに打ち込めてモンスターを引き剥がすというコンセプトである。

さらに近年ビッグミノーが多くなってきたので、60gルアーでも快適に投げれるようにセッティング。
テストでは72gまでストレスなく投げることができるという懐の深いロッドが仕上がった。

以下がスペックとwebサイト用詳細文です

【Beams RIPLOUT9.0M+(ビームスリプラウト)】
全長 274cm(9.0ft) マテリアル 4軸カーボン ガイド Kガイドチタン+ステン 自重 258g 継数 3ピース 仕舞寸法 106cm グリップ長 46cm ルアーウェイト 8~60g ライン PE1~5号 JANコード 4571487900429 販売価格 ¥63,800(+税)
汎用性、飛距離、操作性、ロッドパワー。VENDAVAL 8.9Mと共に、それらの特長すべてが高次元で纏められた長らくFishmanを支えてきた名竿「Beams RIPLOUT 7.8ML」。このロッドを更に幅広いシチュエーションで使いたい。そう思っているアングラーは少なくないのではないだろうか。幅広さ=長さと捉えたとき、攻略できるシチュエーションは格段に広がる。そこに需要を見出したのがRIPLOUT9.0M+。30g~60gのルアーが当たり前とされるシーバスルアーをより快適に・扱いやすく、なおかつ大きなルアーだけではなく、小型のルアーやレギュラーサイズのルアーを“はるか沖”で快適に扱えるようにすること。目指したのは9フィートの長さを最大限に活かした“シチュエーションを選ばぬ規格外の汎用性”だ。
ビッグペンシルをも容易に動かせるロングロッドとは思えない操作性に加え、ウェーディング時のロッドワークの妨げにならないショートに設定したグリップデザイン。ただ硬いだけのパワーロッドとは異なる超バーサタイルパワーロッドRIPLOUT 9.0M +。「あらゆるルアーを遠くのピンへ」抱いていた妄想を現実にしてくれるこのロッドは、全国各地・様々な釣り場で本気で大型シーバスを狙うアングラーにこそ届けたい1本。


テスターは鈴木貴文、高木響。

Beams RIPLOUT9.0M+

製品ページはこちら→https://www.fish-man.com/beamsRIPLOUT90Mplus.html
関連記事はこちら→https://fishmanrod.com/tag/beams-riplout9-0m

解説動画鈴木編

解説動画高木編

BRIST HYDRO8.5XXH/ブリストハイドロ

新しいブリストブランド、「ハイドロ」はビッグベイター、ジャイアントベイター必見のモデルだ
主にテストしてきたのは当時、高知在住の高木響。彼はcomodo6.10xhで浦戸湾でアカメを狙う毎日だった。
時が流れ、ルアーは200gを超えはじめcomodo6.10では無理が生じてきた2020年、レングスも見直し8.5ft構想が生まれた。

ヘビールアーのキャスタビリティ、操作性、遠投性能など、都度ブラッシュアップさせプロトタイプを進化させていった。
高木のオーダーはこうだった
■200gを超えるジャイアントベイトをフルキャストしたい。でも、一般的な2oz程度のビッグベイトも投げたい。
■ジャイアントベイトの水押しに負けないハリのあるティップが欲しい。でも、小型であってもビッグベイトにバイトする魚は全部絡め取りたい。
■シーバスのエラ洗いでもティップが追従して欲しい。口切れするような硬いロッドにはしたくない。
■下潮の走る橋脚明暗部からラインブレイクやフックオフを防ぎつつ、120cmオーバーのアカメをゴリ巻きで寄せたい。

さらに

■オフショアキャスティングゲームによる大型の回遊魚、キハダマグロ釣りにも対応したい

そしていよいよ完結する
そのときの記事がこちらだ
全長137cm推定約40kgオーバーのアカメをキャッチした新ロッドシリーズ…最終プロト完成へ

テスター髙木が全長137cm推定約40kgオーバーのアカメをキャッチした新ロッドシリーズ…最終プロト完成へ

さて、以下がスペックとサイト用詳細文。

【BRIST HYDRO8.5XXH(ブリスト ハイドロ)】
全長 259cm(8.5ft) マテリアル 4軸カーボン ガイド Kガイドチタン+ステン 自重 312g 継数 3ピース 仕舞寸法 89.5cm グリップ長 70.5cm ルアーウェイト 50-230g ライン PE3~8号 JANコード 4571487900412 販売価格 ¥62,800(+税)

BRIST HYDRO8.5XXHは、ビッグベイトを用いた弩級のランカーシーバスやアカメ狙いをメインとしながら、オフショアキャスティングゲームによる大型の回遊魚までを視野に入れて開発した、いわば対大物用超々ヘビーバーサタイルロッド。
大物と対峙すべくこだわったのはもちろん「強さ」だが、さらにその一歩向こう「その強さをいかにして活かすか」という点に特にこだわった。

ガイドセッティングは、張りはあるが曲がり込むブランクスを存分に活かすための配置にし、バッドまで絞り込んでもブランクにラインが干渉しない。また太糸使用時のガイド抜けを損なわないよう、大口径のガイド配した。
そしてグリップ。対巨魚用で使用が想定される大型ベイトリールはパーミングする手とグリップの間にギャップが生じる。そこで長時間キャストし続けられるようパーミングサポートとしてリアグリップに“膨らみ”を設けた。

ブランクスは強靭であるが、そのティップは繊細で曲がりつつも張りを持たせた。キャスト後のティップのブレを無くし、糸絡みやバックラッシュ等のトラブルを軽減。かつ飛距離の向上にも貢献。

ガイドセッティング、グリップ、ブランクス、それら全体を見た時の“ロッドバランス”にもこだわり、ベイトタックルならではの繊細なロッドワークを可能にするセッティングに。ひとたび手に取れば見た目からは想像できない軽さに驚かれることだろう。

ルアーへのリニアな操作感を損なわず、それでいてファイト時にはしっかりと魚の引きに追従する絶妙な張りが記録魚のキャッチを確実にサポートする。手足の震えるようなエキサイティングな釣りを求めるアングラーへ送る1本。貴方にしか見る事の無い世界をこのロッドと共に切り開いてほしい。

BRIST HYDRO8.5XXH


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■【2023年8月30日(水)11:00より全国釣具店様・オンラインショップ様にて予約開始】…初回分のデリバリーは、2023年11月~2024年1月を予定しております