そこにいたのは…でけぇ川鱸。梅雨の名残の「ランカー狩り」【前編】

いや…今年の梅雨は降った…

これだけ梅雨が梅雨らしかった新潟は、一体何年振りだろうか…

そうなるとだ、やっぱ夏のランカーシーバス、いや「でけえ川鱸」を狙いたくなる。

春に稚鮎に付いて河川に入った鱸は、冷水に強い鮎の遡上に付いていけず、ある程度の流域で一旦遡上が停まる。その頃、そこにはハクとかのベイトが居て、それを喰いながら水温上昇を待って、そして最上流を目指す。そこで喰うのは成長した鮎だ。

当然ルアーもじわじわと大きくなる。そのウエイトを受け持つのはマリノ80M辺り。12~15cmくらい、10~70gくらいまで、実に頼もしく扱えるFishmanロッドシリーズ屈指のマルチロッド。

抑えで、その一枚、いや二枚下のタックルも準備。こちらはエクスパン710LHTS。河川上流部の釣りだと藪こぎもしなきゃならない。そんな時に役立つのがテレスコピック。

この2本を日替わりで、中流から上流まで状況に応じてランガンした梅雨開け目前の頃。

捕食音が響いた。ありゃでけえ、間違ぇねぇ…

長雨で濁りの入ってる流れに、ハクより成長したイナっ子がバチバチ暴れて、それを捕食してる奴が居る。カゲロウ124Fを投げ、その捕食で上がったピンに撃ち込む、のだけどボイルしてすぐに投げてもまず釣れない。先の捕食で喰ったベイトを飲み込んで落ち着くまでは投げない。

捕食音から数分待ち、そのピンのちょい上流に投げ、カゲロウを水面下に噛ませてそのまま流すとパコーン!とルアーと水面丸ごと吸い込み、キャッチした一匹。

後日、その近くのポイントに藪こぎしていった先。今度はものすげえ捕食音が聞こえた。日を改め、そいつを狙いに行くことに。

得意ルアー、テリフDC-12を選び、あの辺りだったな、流れが当たったボサ際。

確か水中にブロックがあった筈…そして狙い通りにドンと来た!が…エクスパンを曲げたのはやや物足りないサイズ。

こいつじゃねぇ、あの捕食音の主…絶対捕る!(続く)

【タックルデータ①】
ロッド:BRIST MARINO8.0M
リール:カルカッタコンクエスト201HG(シマノ)
ライン:オシアジガーMX4 2号(シマノ)
リーダー:HDカーボン5号(DUEL)
ルアー:カゲロウ124F(メガバス)

【タックルデータ②】
ロッド:Beams Xpan7.10LHTS
リール:炎月101Hg(シマノ)
ライン:ピットブル4 1.0号(シマノ)
リーダー:HDカーボン4号(DUEL)
ルアー:テリフDC-12 (Duointernational)

フィールド:新潟県
魚種:シーバス
アングラー:西村均

BRIST MARINO8.0M


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Beams Xpan7.10LHTS


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